結婚指輪など普段からずっと着けている方や普段日常で指輪がつけられない人は仕事が休みのときくらいは！と、結婚指輪やファッションリングを着ける方がいらっしゃいますよね！
そんな時、「会社行く前、外そうと思ったら抜けなくなった！」
「数十年着けていた指輪が体型の変化とともに抜けなくなってる！」
「指輪が変形して取れずにうっ血しそうだ！助けて！」
そんな指輪が抜けなくなってしまい困った経験はありませんか？
力任せに外そうとすると、うっ血や激しい痛みを伴ってしまうこともあります。
「指輪が抜けなくなってしまったときはどう対処したらいいの！？」
そんな不安を抱いてる方に正しい対処法をこれからご紹介します！
指輪が抜けなくなる原因って！？
朝は余裕で指輪を着けれたのに、夕方なんかすこしきついな、、、
それは「むくみ」のサインです！
指輪が抜けない主な原因は、「指のむくみ」と「体型の変化」によるものが多いです。
指のむくみは一時的なものですが、体型の変化が原因の場合は注意が必要です。ここでは、それぞれの原因について詳しく紹介します。
指の「むくみ」とは
そもそも「むくみ」とは何なのか知っていますか？
「むくみ」とは体の中に余分な水分が溜まった状態のことを言います！
水分の量が多かったり、水分が適切に再吸収されなかった場合には、余分な水分となって皮膚の下に溜まり、「むくみ」として現れます。
むくみは血流の低下によって引き起こされる為、筋肉が動くことで血流を促し心臓に血液が戻されますが、動かないと血流が悪くなって「むくみ」になるんです！
指のむくみの原因と指輪が取れなくなる原因
指のむくみの原因は、生活習慣や時間や季節などさまざまなことによって引き起こされます。
以下では、指のむくみの原因をお伝えしていきます。
アルコールの摂りすぎ
アルコールを摂取すると、一時的に血管が広がって血流は良くなります。
しかし、その分のどが渇いて水を多量に飲みたくなりませんか？それにより、体内水分量が増えやすくなります。アルコール摂取後も就寝中は身体の機能は働いているため、血中アルコールが高くなり血管が拡張して水分が漏れ出し「むくみ」を引き起こしてしまいます。
水分や塩分の摂りすぎ
水分を摂りすぎると、血液中の水分量が増えます。これにより、余分な水分が血管からしみ出て「むくみ」となります。なので水分の摂りすぎには注意です！しかし水分不足も血液循環の悪化につながり、結果としてむくみの原因となるため、1日1.5リットル～2リットルの水分補給は必要とされています。
その他、「塩分の摂りすぎ」もむくみの原因になりやすいので注意が必要です。人間の体には、塩分濃度を一定に保とうとする機能があります。塩分をたくさん摂取すると、体は塩分濃度を薄めるために水分を溜め込もうとします。この働きにより体内の水分が必要以上に溜め込まれてしまうことで、「むくみ」が引き起こされます。
睡眠不足・冷え性・リンパの詰まり
就寝時は体を横にするので、1日の中でも比較的リンパの流れが良くなりやすいと言われています。逆を返せば、「睡眠不足」はリンパの流れが良くなる時間を減らしてしまう原因になるということです。又、冷え性だと、体が冷えている為、筋肉が硬くなり血行が悪くなります。
なので、睡眠不足や冷え性・リンパが詰まっていると、「むくみ」が起こりやすい状態になるということになります。
女性ホルモンバランスの影響
女性の場合は、月経周期や妊娠、更年期などによるホルモンバランスの変化でもむくみが現れやすくなります。特に月経前は体が水分を溜め込みやすくなるため、「むくみ」が発生しやすいと言われています。
また、妊娠中でお腹が大きい時期もむくみが起こりやすいタイミングです。これは、妊娠前よりも血液を心臓に戻す力が多く必要になったり、胎児に栄養を届けるために血液が薄くなったりするためです。
むくみやすい時間や季節
水分は時間経過とともに重力で下に落ちていくため、1日の終わりである「夕方や夜」がむくみやすいと言われています。ですが、夜に水分やアルコール、塩分を摂りすぎると「朝」にむくみが起こっている場合もあります。特に、手指は「朝」にむくみがでてきます。
季節の中では、「夏」にむくみが起こる場合が多いと言われています。夏は湿度が高いため人体の水分が蒸発しにくくなるだけではなく、冷たい飲食物や冷房で体が冷えて血液循環が悪くなるからです。また、寒さが厳しい冬も、手足などの末端が冷えて血液循環が悪くなり、むくみが発生しやすい時期になってきます。
体型の変化でサイズが変わる！
指輪の購入から時間が経過している場合だと、そもそも今の指のサイズに合っていない場合が多いです。以前は問題なく着け外しができた指輪も、体型の変化によってきつくなってしまうことがあります。個人差にもよりますが、「２～３㎏の体重増加で１号サイズ」変わると言われています。
長い期間での変化の為、取れにくくなるのは結婚指輪などに多いです。
指輪がきつい状態が続くと指を痛めてしまうので、きついまま着けておくのではなく、無理せずサイズ直しをするのがおすすめです。
指輪の変形
指のむくみや体型の変化だけではなく、実は指輪の変形により抜けなくなる原因となってしまうこともあります。
貴金属は意外に繊細なので、指輪を装着したままつり革を握ったり、重いものを持ったりすると、変形してしまうことがあります。
指輪の形がゆがんでしまうと、関節部分が通らなくなってしまい、指輪が抜けにくくなります。
時々外してみて、真円になっているか確かめてみるのもいいでしょう。
変形した指輪はお店で修理することも可能です。
指のむくみ解消方法
上記で説明したようにむくみによって指輪が抜けなくなった場合は、指の血行を促し、むくみを解消すれば、指輪が抜けやすくなることが多いです。ここでは、指のむくみの解消法を紹介します。普段から意識的に行えば、今後指輪が抜けなくなるのを防ぐとともに、指をすっきり細く見せるこもできるのでぜひお試しください。
手を温める！
手がむくんでいると感じたら、温めて血行を良くするのがおすすめ！
簡単な方法は、湯船に浸かることです。38~40℃くらいのお湯に指先までじっくり浸かることにより、血行を良くする効果があります。
湯船につかること以外でも、お湯の水圧で、身体に滞っている水分を流す効果も期待できます。
又、お風呂に入る時間が取れないときは、桶にお湯を貯めて手を5分ほど浸けるのも有効なのでぜひお試しください。
むくみ解消のツボ押し！
「合谷（ごうこく）」「労宮（ろうきゅう）」と呼ばれる、むくみ解消のツボを押す方法もあります。「合谷」は、親指と人差し指の付け根の延長線が交わる場所、「労宮」は、手のひらの中央で手を握った時に、中指の先端が当たる場所にあります。それぞれ、何度か繰り返し押すことで血行が良くなり、むくみが解消されやすくなるので試してみてください。
マッサージでむくみの解消！
指のマッサージをして、血行を良くする方法もおすすめです。指の付け根から先まで、ゆっくりとさすったり揉んだりするだけでも血行が促されます。ハンドクリームやオイルなどで、滑りを良くして行うとリラックス効果もあるのでおすすめです。
グーパ―を数秒ずつ繰り返すだけでも血行を良くすることができます！
水分をしっかりと摂取する！
むくみの解消には、水分をしっかり摂取することが大切です。むくみを解消するために水分を控えるのは、誤った対処法です。
私たちの身体には、適切な水分量が決まっています。水分をある程度余分に摂取しても、尿として排出される仕組みになっています。ただし、飲み過ぎるのではなく、適度な水分摂取を心掛けることが大切です。
カリウムの多い食品を取り入れる！
なぜカリウムの多い食品を取り入れるかというと、「カリウム」にはナトリウム（塩分）を尿として体外に排出する働きがあるためです。
体内では、ナトリウム（塩分）とカリウムがバランスをとって血圧や水分を調整しています。塩分を過剰に摂取すると、塩分濃度を薄めようとして水を体内に溜め込み、「むくみ」となって現れます。塩分を排出するためには、カリウムが不足しないようにすることが大切です。
「カリウム」は、野菜、果物、海藻などの植物性食品に多く含まれています。特に、ひじきやアボカド、ほうれん草などに多く含まれているので、摂取する時にはおすすめの食品です。
体型の変化や変形でどうしても取れないときの指輪の抜き方
マッサージやせっけんなど使ったけどどうしても取ることができない！！
そんな時の方法は２つ！
「糸で取る」もしくは「指輪を切断する」かどちらかの方法です！
糸を使った方法
指輪を切断したくない！そんな方には糸を指に巻きつけて取る方法があります。
用意するもの
・クリップ
・糸（なんでも可）※写真は刺繡糸を使っています。
１、まず、クリップに糸を通して、指輪に通します。
２、第一関節すぎたあたりまで指に糸をきつく巻いていきます。
※この時に隙間なく糸を巻き付けるのがポイント！
３、巻いた糸を、指輪に通した手のひら側からくるくると外していくと外せます！
指輪を切断してもらう方法
上記のことをチャレンジしてみても全く取れる気配が無い。
指がうっ血していると感覚がなくなったりしびれたりする状態が長く続けば、神経の損傷や最悪の場合、指の壊死もあり得ます。
そんな時は、もう最終手段……指輪を「カット」してもらう方法しかありません。
もちろん指輪より指の方が大切ですよね！迷わずカットをお願いして下さい。
リングカッターは、ジュエリーショップや工房、消防署などでカットしてもらえれます。
リングカッターを事前に取り扱っているかの確認を電話でしておきましょう。
指輪は切断してもサイズ直しと共に修復することが可能なので安心して下さい。
ですが指輪一周に柄だったりサイズ直しができない指輪もありますので、その場合は買い替えをおすすめします。
１年で変わる指のサイズ！？
夏と冬のサイズの差は、個人差にもよりますが「女性で１号」、「男性で１号～３号」あるといわれています。
上記で説明してきたように、時間帯や季節、むくみなどにより、指輪のサイズは、微妙にきつくなったりゆるくなったりを繰り返します。
結婚指輪や婚約指輪は特に心配になりあわててサイズを直したくなりますが、できれば1年を通じて様子を見て、自分の好みや指のむくみを把握してからサイズ直しをすることをおすすめします。
まとめ
指輪が抜けなくなってしまうとどうしても焦ってしまいがちですが、まずは一呼吸おいて、今回紹介したような方法を試してみてください。
最終手段として、指輪を切断するという方法もありますが、大切な指輪を切断するのはできれば避けたいですよね。
そのためにも、重いものを持つときや力仕事をする前には指輪を外す、体形が変化した場合は、抜けなくなってしまう前にサイズ調整をする、など対策を考え、指輪を切断しなくていいように対策をしていきましょう。
普段からマッサージをすることによって指が細くすっきり見えるようになるので、ぜひ時間がある時やテレビを見ながらでもお試しください！
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